久しぶりに自社サイトをリニューアルしました。エンタメコンテンツの公式サイトをさんざん作っておきながら、忙しさにかまけて自社サイトを放っておくほどスキの多い会社です。ただ、そんな弊社も数多くのクライアント様からのご支援のおかげで、2000年の設立以来、四半世紀を越えて続けさせていただきました。誠にありがとうございます。
楽でもなければ高利益ともいえないお仕事ですが、そんな弊社にも数多くのスタッフが関わってくれました。スタッフたちもエンターテインメントが「好き」で、これらエンターテインメントの力を理解し、それらを知らしめる一翼を担おうと思ってくれる人たちです。エンターテインメントが生きていく上でどんな力を発揮するのかを、関わったスタッフはみな理解しています。
ウマの合わない上司がいても、今度見に行くライブまでは頑張って働こう、学校で辛い目に遭うけれど、ゲームの世界にはほかの仲間たちがいてくれる、などなど。エンターテインメントはけして余剰なものでなく、一時的にでも心の逃げ場所を提供し、前を向く力を与えてくれます。以前も書きましたとおり、「エンターテインメントは必需品」です。
ただ、一方で大事なのは「何かを好きになる力」だろうとも思います。何か明日への活力になり、反骨精神にもなり、負けてたまるかという気持ちを起こさせてくれる「好き」になれる事柄を作る力。少なくともエンターテインメントは、そうしたツールとなりやすいコンテンツが沢山あります。嫌いなことが増えるより、好きなことを増やしていける力を持つ人は強いです。
そんな素敵な「好き」が増殖していくようにと、弊社は企画者や製作者の皆さまに代わってエンタメコンテンツを世にお届けしています。届けたコンテンツで誰かが元気になってくれたら、これに勝るやりがいはありません。苦しかったあの時期を、あの作品で、あのライブで、イベントで乗り切ったという話を聞けば、自分たちとは関係なくても嬉しさを感じます。
「好き」でないと出来ない仕事なのかもしれません。ただ、好きになるだけの価値ある仕事だと思っています。ますますインターネットでの訴求が力を増している時代。旧来通りのやり方に留まらず新しい方法にも挑戦していきます。そしてエンタメのこの仕事が好きだと言ってくれる人たちが、今後も常に笑顔であり続けられるような会社を目指そうと思っています。
株式会社ディップス・プラネット
代表取締役 藤田志麻樹